四日市看護医療大学

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看護職を取り巻く現状と活躍の場

看護職の進路と将来性

看護職の職場は病院や保健所、診療所のほかにも医療・社会福祉・保健など、幅広い分野にひろがっています。そこで、現在の看護師・保健師・助産師の進路の現状と将来性についてご紹介します。

看護師

約9割の看護師が病院・診療所で勤務

看護師として働いている人の総数は、2016年で121万665人。このうちの約8万4000人が男性です。まだ少数であるものの、就業者数全体の増加とともに毎年確実に増えています。看護師の職場については、病院が84万508人と圧倒的に多く、全体の約70%。次に多いのが診療所の19万4770人で、病院・診療所と合わせて85%以上になります。
なお、病院とは法律で「20人以上の患者を入院させるための施設を有するもの」、診療所は「患者を入院させるための施設を有しないもの、または19人以下の患者を入院させるための施設を有するもの」と定義され、入院患者を受け入れる施設の規模によって分けられています。一般的には、診療所で医師が1人または少数の診療科目で開業している医療施設を「医院」や「クリニック」と呼んでいます。
さらに、最近では高齢社会の進展とともに訪問看護ステーションや社会福祉施設、介護老人福祉施設などで働く人の割合が増えるなど、看護師の活躍の場がますますひろがっています。

最近では訪問看護ステーションや社会福祉施設、介護老人福祉施設などで働く人の割合が増えるなど、看護師の職場が次第に多様化しています。訪問看護とは、自宅で療養している方や、高齢で身体の動きが困難な方などのもとへ看護師が出向いて医療的なケアを行なうこと。1992年に老人訪問看護制度がスタートして、全国に訪問看護ステーションが開設、2014年には届出数が約8000カ所に達しています。高齢化が進むなか、訪問看護の役割はますます重要になってくるといえるでしょう。

保健師

多くは公務員として就職しています

保健師として働いている人は全国に6万2118人。その約60%が、保健所や保健センター、市町村の公務員です。母親学級や赤ちゃん健診などの母子保健、地域の人たちの健康診断や健康相談、生活習慣病の予防、がん検診、難病などに関する相談、精神保健といった幅広い分野で活躍しています。また自宅療養している人を訪ねて、療養生活や看護方法を指導することもあります。
その他の保健師は、主に病院や企業などで働いています。企業では正社員として採用される場合や健康保険組合から派遣されている場合もあります。
さらに保健師資格を取得すると、申請によって養護教諭2種免許状を得ることができます。養護教諭は通例、保健室などに常駐し、児童や生徒の健康管理と保健指導を担当します。最近では子どもたちの心の問題がクローズアップされ、心身両面のカウンセラーとしても重要な役割を担っています。

保健師資格を取得すると、申請によって養護教諭2種免許状を得ることができます。養護教諭は通例、保健室などに常駐し、児童や生徒の健康管理と保健指導を担当します。最近では子どもたちの心の問題がクローズアップされ、心身両面のカウンセラーとしても、より重要な役割を担ってきています。

助産師

助産所による出産が再び注目されています

全国で3万9613人が助産師として働いています。就業先で最も多いのは病院、次に多いのが産婦人科医院などの診療所で、合わせると90%近くになります。出産の援助や育児指導のほか、保健所や市町村の保健師と連携して母親学級の講師や、産後間もない女性の家庭を訪問して専門的なアドバイスを行なうこともあります。
また、助産院では妊娠時の健診や分娩、育児まで一貫した助産活動を行ないます。助産院は入院床数9床以下の施設なので、規模も小さく、その分、家庭的な雰囲気のなかで助産介助ができるといえるでしょう。

助産師は開業権が認められていて、助産所を開業することも可能です。助産所の数は減少していましたが、ここ数年、自宅や助産所の家庭的な雰囲気のなかでの出産が再び注目されています。

臨床検査技師を取り巻く現状と活躍の場

臨床検査技師の進路と将来性

医療の高度化や専門化がますます進むなか、「検査のスペシャリスト」として活躍が期待される臨床検査技師の仕事内容や現状についてご紹介します。

医療における「検査のスペシャリスト」

臨床検査技師とは、医師の指示に基づいて血液・尿などの「検体検査」や、心電図・脳波測定などの「生理機能検査」を行なう医療専門職です。患者さんのさまざまな検査データを分析、評価することで、医師の診断や治療をより正確にするための重要な役割を担っています。
また、患者さんが症状を自覚する前に異常をとらえるなど、臨床検査技師は病気予防や早期発見においても欠かせない存在になっています。さらに、最近は各分野の医療スタッフが連携して患者さんの治療にあたる「チーム医療」の重要性が高まるなど、医療専門職として臨床検査技師はますます活躍が期待されています。

4年制の大学の養成校が増えています

臨床検査技師として働くためには、臨床検査技師の国家資格を取得する必要があります。そのためには臨床検査技師の養成課程がある3年制の短期大学や専門学校、4年制の大学で学び、臨床検査技師国家試験の受験資格を得ることが大前提となります。
これまでは短期大学や専門学校が多かったのですが、医療の専門化が進む現在、幅広い視野と高度な知識・技術を修得できる4年制大学の養成校が増えてきています。

高校卒業から臨床検査技師をめざす道

四日市看護医療大学の臨床検査学科では「臨床検査技師」のほか、所定科目の単位修得により「細胞検査士」(選抜制・認定申請中)の認定試験受験資格も得られます。

主な活躍の場

臨床検査技師や細胞検査士の活躍の場として、もっとも多いのが病院やクリニックなどの医療機関です。ほかにも、臨床検査センターや検査施設、医療機器メーカーなど、多岐にわたります。

  • ■ 病院
  • ■ 臨床検査センター
  • ■ 医療機器メーカー
  • ■ 大学院への進学 など
  • ■ 健診(検診)センター
  • ■ 臨床研究コーディネーター(CRC)
  • ■ クリニック

臨床検査技師のキャリアアップ

臨床検査技師は社会や医療の進歩に合わせて、つねに新たな知識や技術を身につけていくことが必要です。キャリアアップのための代表的な資格としては「細胞検査士」「超音波検査士」などがあります。
「細胞検査士」は、がん細胞の有無などを調べる細胞検査の専門職です。受験資格は、臨床検査技師の国家試験に合格後、病院などで細胞検査の実務に1 年以上勤務するか、大学などで専門教育を受ける必要があります。
「超音波検査士」は、生理機能検査の中の「超音波検査」に特化した資格です。受験は、超音波検査を行なう身体の場所によって7 領域に分かれ、超音波検査分野での一定の経験と実績が必須となります。

四日市看護医療大学では、全国ではまだ9大学しかない「細胞検査士」養成コースを、中部地方で初めて開設します。(選抜制・認定申請中)